駆け出して何か振り切るように、
がむしゃらにギターをかき鳴らした。
例えば前向きじゃなくとも、今と違うならば。
少しは歩いて行ける様な気になれるだろう。
誰の物でもない。
他人には見えない壁を前に、臆病者が立ちすくんでいる。
弾けないギターを置き、何かを思い付いたようにペンをとる。
逃げ出して何か振り返るように、
がむしゃらに言葉を描き並べた。
例えば後ろ向きだとしても、今も同じならば。
いつでもあの日に行ける様な詩、歌えるだろう。
誰の物でもない。
他人には見えない壁を前に、また・・・
臆病者が立ち見上げている。
古びたギターを手に、何かを思い出したように歌ってる。
見ることが叶わなかった、壁の向こう側を描いたという詩。
壁の向こう側へと届けたい詩。
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